お茶から奇跡へ

あらかた、今日みたいところを見終えてしまった・・・。

8時間の通訳を頼んでいたのに、まだ13時。
想像していたより、あまりに順調に観光を終え、18時までの持ち時間をもてあます。

Wanさんと同世代のため、もちろん恋話になる。(むしろこういう話のほうが楽しい)

Wanさんにはダーリンがいる。しかも日本人。
(おおう。上海ハニーとラブしちゃってるのね。)
デートで買い物とか行くときには、どういうところに行くのか興味があった。

若者が好むところは、常にガイドより確実な流行の発信地を知ることになる。

とゆことで、もう一つのファッション発信基地。
陜西東路(Shan xi nan lu)に到着する。

とりあえず、寒さと疲れに耐えられなくなってきたので、お茶することに。

ここから奇跡が起き始める。

今日の本当の目的はここのお茶にあったと言って良い。

中国、そして上海に住んでいる同世代のマインド、嗜好を知りたかった。

ここで、僕は数奇な運命ですばらしいガイドとめぐりあえたことに感動する。


Wanさんが今、一番興味を抱いているのが、「ネットワークビジネス」という言葉だったことだ。

いやー。ここでこの言葉を聞くとは思わなかった。
これは、知らない人は聞き流すかもしれないが、知っている人からすれば、恐ろしいほどに気づきがある。

どうやら彼氏がその関係の仕事のようである。
そういえば、ハンドクリームを勧められてちょっと使ったっけか?

話を聞けば聞くほど、この女。
いい引き出しを持っている。

うちの会社は知ってるし、
しかも転職もたくさんしてる。
その上、自分の将来設計を真剣に考える上で、このネットワークビジネスと出会い、
これは自分の運命を変える出会いだと信じているのだ。

また、将来の夢を聞いて、こいつはすげぇと思わされる。
軍資金ができれば、
「高級ホストクラブを上海に創る」
とな。

なぜなら、上海には女性の大金持ちが多い。
しかし、そういう女性は得てして寂しい人が多いらしいのである。
だから、絶対に今やれば当たると彼女は確信している。

彼女は変な夢だと言って笑っていたが、
実現できれば確かに相当もうかりそうな話ではある。

イヤーたいしたもんだ。

それにしても、彼女のネットワークビジネスに対する話は、
非常に興味がそそられる。
友人で、一億5000万円稼ぐ人がいるらしい・・・。

。。。。

彼女の知り合いの日本語がしゃべれる人がいるらしい。で、彼女にその知識を仕込んだ人がその人らしい。
彼女は機会があれば、合わせてあげるけど・・・。と言う。
観光ガイドが一転してビジネスチャンスである。
これだから一人旅はおもしろい。

そして奇跡は起きる。