タイへ

タイ

「サワディカー♪」

美しいスチュワーデスさんに、両手を合わせて

タイは"微笑みの国"と言われる。

どこを訪れても、人々の愛想はすこぶるいい。
「サワディカー」と笑顔で挨拶されると、思わずこちらもにっこりとほほえむ。
それも、サービス業の人に限ってではなく、街で見かける子供たち、
そして、一般の人々も同じように笑顔で応答してくれる。

このサービスマインドが旅行者を魅了してやまない理由なのだろう。
通貨危機による物価の安さも相まって、
タイは未曾有の過ごしやすさを旅行者に提供していた。

この国のマインドはどこからくるのだろうか?

そんなことをつらつら考えているとこの国の成り立ちを知ることになる。

タイでは日本と同じように、王制が残っている。
そして、バンコクでは大通りに必ず、ライトアップされた王宮や、寺院、そして国王の肖像を見かけることができる。
しかも、タイは敬虔な仏教国である。
訪れる寺院ではその信仰の厚さを強く体感できる。

王と仏教の存在。
おなじ物が我が国にありながら、こうまで違うものか。

タイの人々の判断基準は
"楽しいか?便利か?楽ちんか?"
そんなことだと言う。

南国に位置し、豊かでなくても信じられる何かを持つ。

これからもこの国は旅行者を魅了し続けてやまない輝きを放ち続けるのだろう。