アユタヤ遺跡

はじめに美しく建造されたお堂を見たからであろうか。

アユタヤ遺跡の壊れ具合は、
一つの王朝が費える墓なさを醸し出していた。

首のない仏像
上ることのできないお堂
崩れる城壁

しかし、それでも700年近く存在し続ける。

その建造物は日光に照らされ、煉瓦の赤い光と相まって独特な光と存在感を放っていた。