名物、客引きタクシー
ベトナムのタクシーはトラブルが多いことで知られている。
空港の出口付近で群れをなし、勢いよく声をかけてくる。
そして、ガイドブックによる情報によると、
メーターを倒さずに、目的地までつれていったあげくに、ぼったくることが日常茶飯事だそうだ。
この例のトラブルは、後を絶たないと聞く。
初めてこのような状況を目にしたならば、まず面食らってしまうと思うが、
私は、中国でこのような運ちゃんのがめつさをいやほど経験していた。
そのため、またか・・・と思いながら運ちゃんと交渉することに。
「ホテル!!??タクシー!!??」
「サイゴンステーション!!!トレイン!!どぅーゆーのういっ??」
一人目が首を振り、二人目も全く英語はとんちんかん。らちがあかん。
地図をとりだし、見せると3人目がOKという。
そいつのタクシーまで行って、後ろに荷物をのせる。
交渉型タクシーのこつは、(助手席)に乗ることである。
隣から言うと全然迫力が違う。
案の定、やつはメーターOKとかいいながら、走り出したのにメーターを倒さない。
私は大声で怒鳴り出す!
しかし、やつはまだメーターを倒さない上、ノープロブレムとかほざきやがる。
あげくのはてに、私はドアを半分開け、言うことを聞かないなら降りるという意志を表示すると、
やっとメーターを倒した。
運転手が遠回りしないよう、横で地図を見つめる。
どうやら遠回りせずに、サイゴンステーションに到着したようだ。
メーターには38とかいてあった。
私は、50.000ドンを支払い、おつりをよこせ!というと、
持ってないとほざきやがる。
もうあきれて物もいえず、私はタクシーを後にした。