海辺での出会い

海辺を走っているとき、私は急に右にハンドルを切る。
もっと海に近づきたかった。

バイクで入れるぎりぎりのとこまで行く。
そこから見える景色は、波と島と山。
ここまできて、故郷、神戸のような景色がみれるとは思っていなかった。
思わず、泣きそうになった。

そうこうしていると、急に、横にいた女の子が話しかけてきた。
彼女はたどたどしいが英語が使えるようだった。

名をキャットミーというらしい。
なんと、年は17歳。
彼女は僕に興味を持ったようだった。
確かに、格好だけ見ると、ませがきそのまんまである。

服装もベトナムの人に比べれば、きちんとおしゃれをしており、
どうやら金持ちの娘のようである。

この後予定はあるのか?
と、聞かれ。ノープランと答える。
良かったら、うちへこないか?
と、誘われる。

願ってもない。
ベトナム人の一般家庭にお邪魔できる機会なんてそうそうあるもんじゃない。

私は彼女の後に続き、そのまま家に招かれることにした。