旧大統領官邸

はじめに向かったのは、ホーチミンの旧大統領官邸、通称統一会堂という。

フランスからの独立戦争の際、ここに戦車が入場し、フランスは降伏。
無血解放がなしとげられたのだった。
まぁ、しかしベトナム語もわからず、英語もリーディングはもう一つな私にとっては、
もう一つ、よくわからないものであはあるが。

とりあえず、ここは実際に公式行事にも使われる場所で、
小泉総理大臣も食事をしたことがあるのだそうだ。
その部屋は確かにかなり豪華な作りだった。
各所にホーチミンの肖像があることにより、
この人がいかにこの国において重要な存在であるかがかいま見ることができる。

地下室は本当に戦時中の面影を残している。
前線との伝令基地であった地下室は、地図や電信機など、戦時中の姿が残っているのだ。
私たちにとってはすでに遠い存在であるが、親の世代では、私たちとおなじ年代の時に、
そのニュースが飛び交っていたはずである。

そう考えれば、時が経つのは早いが、
逆にそれだけ近年まで戦争をしていたという事実も忘れられないことだろう。