アルゼンチン

ヴァリグブラジル航空、サンパウロ経由でアルゼンチン、ブエノスアイレスに降り立った。
フランスで、天気の関係で1時間ほど飛ばないトラブルに見舞われ、
その影響か、サンパウロでも、なかなか飛行機が飛ばなかった。
予定より1時間ほど遅れて、ブエノスアイレスに到着した。

空港では、先輩が迎えにきてくれることになっている。
なぜなら、危ないんだそうだ。単純に。
過去に、友人がいきなりタクシー強盗に会ったそうだ。
しかも、空港からのタクシーで。
・・・さすが南米。

どきどきしながら出口の門をくぐった。
そこに先輩は・・・いた!!!!

「遠路はるばる、いらっしゃい。」
久々にあう先輩は相変わらず、さわやかな人である。
横にいた初老の人も日本語であいさつをしてきた。
だれかな?と思っていると、タクシーの運転手さんだそうだ。
東京三菱の支店長を昔やっていたが、今は運転手・・・。
"?"
そんな、不思議はおいといて。

あぁぁぁぁ。助かる!!!
なんて、悩まなくていいんだろう。
今まで、空港降りてからが一番、頭使うんだよねぇ。
それが、いきなりタクシーで一直線・・・。
しかも先輩はスペイン語をぺらぺらしゃべるときた。
さ、最高。
今までの苦い思い出が蘇る。
到着→さまよう→ホテルも決まってない→行き先が詳しくきまらん→この微妙な状態を説明できん。
→自力→結果的に一日、がっつりつぶれていく・・・。
言葉も地理の壁もないってほんとに安心。
タクシーを待つ間、先輩と軽く世間話。
空港でドルを両替した話で盛り上がる。
「え!?世界一高い空港の両替所で両替したの?」
「はい・・・いつものくせで。」
「一ドルいくらになったの?2.9じゃないでしょ。」
「あ・・・。2.65ぐらいっす・・・。」
「え!高っ。俺が2.9ぐらいで買ってあげたのに。」
確かに・・・計算してると30ペソぐらい損したかも!?
たかが30、されど30。
うーん。これも勉強っすよね。
それにしても、先輩・・・本当に親切。