ユースホステルにて

朝日が入り起きる。
目の前が教会のユースホステルのため、窓からの眺めがいきなりゴシック建築の建物である。
「あぁ・・・パリだな・・・」と感じさせる。
日本に多くあるかどうかわからないのだが、お湯を中に通して部屋を暖める暖房機がユースには必ずといっていいほど設置されている。
昨日、夜、洗濯したものをそこにかけておくと、一晩で完璧に乾いていた。
そこにくっつけてなかったやつはそんなに乾いて無かった。
それ以来、そいつを「乾燥機」と呼んでしまう。笑

朝食の時間のはずなので、ぱぱっと着替えてとりあえず食事をとることに。
降りると、数人が食事を取っていた。
なんか、どうやら修学旅行のような団体が一緒に入っているらしい。
日本人は一人も見かけることができない。

パンとコーヒーとオレンジジュース。
一人一本、長いバケットのようなパンが与えられる。
フランスには、パニーニ焼く機械はあるが、トースターはない。
なぜなら、このパンが焼かずにそのまんま食べてもとってもおいしいのだ。
一本、けろりと食べてしまった。

朝食後、もう出立の用意を始める。
なぜなら、今日が土曜日にあたり、すべて予約で一杯だという。
昨日、フロントのおじさんと話をした感じでは、
すでにもう一つの系列会社で予約は入れてあるが、泊まる泊まらないはあなたにまかせるというような感じだった。
そして、フロントに向かうが、昨日とは違うおねーちゃんがいる・・・。
昨日の一件を伝え、系列会社に電話してもらうと、プライベートルームは無いと!?
そうか・・・。
まぁ、いいや。悩むのがしんどいのでドミトリーでもいいからそこに泊まることに。
行ってみると、そこは8人ぐらい泊まれるとても広いドミトリーだった。
とりあえず2階の奥のベッドをゲット。
荷物を放り出し、外へ繰り出す。